ピラティススタジオポルタで大切にしている原則の中に『足部のアライメント』というものがあります。その中でも今回は、身体を支える「アーチ」について説明していきます。
足部には大きく分けて3つのアーチ構造が存在します。
「内側縦アーチ」 「外側縦アーチ」 「横アーチ」
一般的に浸透しているのは、「内側縦アーチ」いわゆる「土踏まず」ですね。
これら縦横3つのアーチは、地面に足が接地し荷重が加わった際に地面からの衝撃を吸収し、足や膝、腰などへの負担を軽減する重要な役割を担っています。
その為、腰痛や肩こり、膝の痛みなどを感じている方は、もしかしたら
「足部のアーチ」が適切に作用していない可能性があるでしょう。
自分の足の構造について少し興味が出てきたところで、次はみなさんの足のタイプをみていきましょう。
簡単に説明すると、
〇エジプト型・・・親指が一番長い(日本人に一番多いタイプ)
〇ギリシャ型・・・人差し指が一番長い
〇スクエア型・・・足の指の長さにほとんど差がない
どの型だからどうということもありませんが、足底のアーチがきちんと保たれていなかったり、靴選びを間違えてしまうと以下の原因となることもあります。
エジプト型・・・外反母趾になりやすい
ギリシャ型・・・先が細い靴を選ばなければ、人差し指自体や爪を痛めることがある
スクエア型・・・タコや魚の目ができやすい
自分自身の足がどんな形をしていて、どんなアーチを形成しているのかきちんと理解しておくことで、ケガや慢性的な障害のリスクをぐーんと減らすことができます。
最後まで読んでくださった皆様、自分の足をぜひ観察してみてください。