日本人女性で一番多い脚の悩みは、やはりX脚ではないでしょうか。
X脚は先天的な場合や病的な場合を除くと、骨が曲がっているわけではないので改善することが可能です。
女性の悩みとしてのイメージが強いX脚ですが、昨今男性で悩んでいる方も少なくありません。
X脚をそのまま放置し続けると膝の痛みの原因(半月板損傷、靭帯損傷や断裂など)にも繋がります。
また、女性は特にスタイルの良し悪しにも繋がりますので、早めに改善した方が良いでしょう。
そもそもなぜ女性にX脚が多いのかといいますと、出産に備えるために男性より骨盤が横に広がっており、それが原因で股関節が屈曲・内転・内旋してX脚に陥りやすいのです。
難しく話しましたが、要は生まれながらに女性の方がX脚になりうるリスクを持っているということです。
そこで、今回はX脚に関する簡単で重要な知識とその原因、改善方法をお伝えしていきます。
まずは、下記イラストで代表的な脚の形を確認してみましょう。皆さんの脚はどれに該当しますか?
X脚と一口に言っても、実は大きく分けて2つ存在します。
①上記イラストのように見るからに脚がXになっているもの
②一見するとO脚気味に見えるが、実はX脚に分水されるXO脚
この2つのどちらのタイプなのかによって改善方法が異なります。
①の場合
【硬い筋肉】
大腿筋膜張筋(太ももの外側の筋肉)、内転筋(太ももの内側の筋肉)
【弱い筋肉】
腹筋、殿筋群(お尻周りの筋肉)、ハムストリングス(もも裏の筋肉)
※硬い筋肉はストレッチを、弱い筋肉は適切な順番で適切なトレーニングを行うことで改善することができます。
②の場合
【硬い筋肉】
大腿筋膜張筋(太ももの外側の筋肉)、内転筋(太ももの内側の筋肉)、外転筋(太ももの外側の筋肉)
【弱い筋肉】
腹筋、殿筋群(お尻周りの筋肉)、ハムストリングス(もも裏の筋肉)、内転筋(太ももの内側の筋肉)
※①とは少し違い、内転筋のストレッチ、かつトレーニングが改善のキーを握っています。
X脚でお悩みの方々は、まず自分がどのタイプの脚なのかを知ることから始めてみてはいかがでしょうか。