昨今、健康志向が高まりつつあることは、とても喜ばしいことです。ピラティスを通して健康寿命の延伸。毎日を快適に生活できるような体と心を作っていきたい。これが私の願いであり想いです。

・健康のために、朝晩に白湯を1杯のむ。

・プロテインを飲むようにしていたり、ファスティングを定期的に行っている

・毎日のウォーキングやピラティス、ヨガでのトレーニング

美や健康のために、最近では若い年代の方々もいろいろな方法を活用しています。

さて、そこで私にはふと疑問が浮かぶのです。

外見や内服するものには気を付けてたくさん調べているのに、なぜ一番身近な自分の身体については無頓着なのだろうかと。

自分の身体を構成している骨や筋肉、血液を含んだ水分や内臓系、神経系など。。。

皆さんはまず、自分の身体の構造を知ることが一番大切なのです。美や健康への一番の近道なのです。

今回は、何回かに分けて身体の構造や動きについて皆さんにお伝えしていこうと思います。

それでは、第1弾。

骨について

人の身体にはおおよそ何個の骨が存在するか知っていますか?

A.約206個の大小さまざまな骨が存在しています。その中でも一番大きな骨はふともも(大腿部)にある『大腿骨』です。

そして皆さんも気づいたことでしょうが、なぜ《約》206個なのか。それは、人によって生まれながらの骨の数が違う場合があるからです。実は、人間の祖先である、サルだったころの名残でお尻の部分にしっぽの名残の骨があったり、首の骨は通常7個なのですが、中には8個存在する人がいたり、と。様々。また、新生児は350本ほどの骨が存在しており、成長の過程で癒合を繰り返し、約206個に落ち着いていきます。

その為、《約》206個という表記となるのです。

そんな骨の役割は一体なんでしょう。

大きく分類すると5つの役割があります。

①体を動かす

②脳や内臓を守る

③体を支える

④血液をつくる

⑤カルシウムを貯める

簡単に詳細を説明していきますね。

①体を動かす

筋肉と協力して、関節を支点に運動を行うことができます。

②脳や内臓を守る

頭蓋骨や胸腔などの骨格が、脳や肺、心臓などの重要な器官を保護しています。

③体を支える

頭部や内臓を支持し、立ったり歩いたりといった姿勢をキープすることができます。

④血液をつくる

骨髄にある造血幹細胞が、赤血球、白血球、血小板などの血液細胞を生成しています。

⑤カルシウムを貯め

血液中のカルシウム濃度が低下した際に、骨に蓄えられたカルシウムを放出します。

人の身体における骨の役割は当然ですがかなり重要です。

骨の密度は低下していくと骨粗鬆症になり、骨折などを繰り返すようになります。骨の生成や強化のためには

適度な抗重力トレーニングカルシウムとビタミンDの摂取が必要不可欠です。ここで99%の日本人が間違った認識をしていることがあります。それは牛乳を飲めば骨が強くなる!という考えです。上記でも示したように、カルシウムと共にビタミンDの摂取が不可欠なのです。牛乳を飲むことでカルシウムは吸収することができるかもしれませんが、ビタミンDが不足していると、牛乳から撮ったカルシウムは身体から出ていくことになります。

そうすると、何が起こるのかというと

①血液中のカルシウム濃度が低下

②骨に蓄えられたカルシウムを血中の放出

③骨が弱くなる、、、。

結果として、骨には悪影響となる可能性があるのです。

ビタミンDを多く含む食材は、サバやイワシなどの魚類、しいたけなどのキノコ類です。特別干ししいたけはビタミンDの量が多いことが分かっています。積極的に摂取することをおススメします。

また、紫外線を浴びることでビタミンDを自然と生成することができます。近年、日焼け予防として紫外線を浴びることが減っていることも骨が弱くなる原因となっています。

特に赤ちゃんの段階で、紫外線を過度にカットしすぎると『くる病』などのリスクをありますので、十分とご注意ください。

次は、関節の構造や動きについての投稿をしますので、ぜひご拝読ください。

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